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2014/05/13
■ 木材の特性

こんにちは!大島です!

 

今回は私たちが普段業務で携わっている木材のお話をします。

 

もともと現場で施工していた職人上がりの私は、一服時の親方の話が大好きでした。

 

正直私の時代は、もはや集成材や合板の様な木を貼りあわせた建材が主流でしたが、

下小屋と言われる加工場は、まだまだ鉋屑があり、木の心地よい香りに包まれていました。

 

 

さて、親方が教えてくれた木の話。

 

和室の扉というと襖や障子等が思い浮かぶと思いますが、

その扉が滑る下端の材料を敷居、上端の材料を鴨居と言います。

 

この敷居や鴨居は木表、木裏があり逆に使うと将来扉が外れなくなったり、

動かなくなる原因になると教わりました。

 

まあ、集成材が主流の昨今ではこんな事も考えなくてもいいのでしょうが・・・。

 

よく木は呼吸していると申しますが、収縮膨張を繰り返して含水率が低下し

曲りやひねりが落ち着くと言われます。

 

その収縮時に変形しようとする力が働き木が曲がります。

この曲りを読むのに木表、木裏の使い方があります。

 

ご存じのお客様もいらっしゃいますが、年輪の数でその木の樹齢が分かります。

年輪は冬に収縮した材で硬いです。

年輪と年輪の間の材は、夏に水分を沢山吸収し成長した柔らかいものです。

              

 

ですので、四季が無い国の木材は年輪がありません。

 

また、

シロアリもきれいに冬材を残し、夏材しか食害していない現場も多々目撃します。

まるで蚊取り線香です。

 

この自然の産物は、知れば知るほど興味深い素晴らしいものです。

今後とも大切にしていきたいと思っております。

 

 

 

 

                           息づく自然の息吹と共に

                          家族の年輪もかさねましょ♪

 

           

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